FC2ブログ

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

フリーエリア

日本将棋連盟モバイル

月別アーカイブ

2018年 01月 【5件】
2017年 12月 【5件】
2017年 11月 【3件】
2017年 10月 【1件】
2017年 09月 【7件】
2017年 08月 【1件】
2017年 07月 【1件】
2017年 06月 【2件】
2017年 05月 【2件】
2017年 04月 【1件】
2017年 03月 【2件】
2017年 02月 【2件】
2016年 12月 【6件】
2016年 11月 【2件】
2016年 10月 【2件】
2016年 09月 【2件】
2016年 06月 【3件】
2016年 05月 【1件】
2016年 04月 【4件】
2016年 03月 【13件】
2016年 02月 【5件】
2016年 01月 【3件】
2015年 12月 【5件】
2015年 11月 【3件】
2015年 10月 【4件】
2015年 09月 【10件】
2015年 08月 【2件】
2015年 07月 【7件】
2015年 06月 【10件】
2015年 05月 【9件】
2015年 04月 【3件】
2015年 03月 【3件】
2015年 01月 【1件】
2014年 12月 【6件】
2014年 11月 【2件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【4件】
2014年 07月 【4件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【1件】
2014年 04月 【1件】
2013年 12月 【4件】
2013年 10月 【1件】
2013年 08月 【5件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【3件】
2013年 05月 【1件】
2013年 04月 【3件】
2013年 03月 【5件】
2013年 02月 【3件】
2013年 01月 【1件】
2012年 12月 【6件】
2012年 11月 【10件】
2012年 10月 【3件】
2012年 09月 【3件】
2012年 08月 【7件】
2012年 07月 【2件】
2012年 06月 【8件】
2012年 05月 【2件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【10件】
2012年 02月 【6件】
2012年 01月 【4件】
2011年 12月 【9件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【9件】
2011年 09月 【4件】
2011年 08月 【5件】
2011年 07月 【3件】
2011年 06月 【11件】
2011年 05月 【6件】
2011年 04月 【4件】
2011年 03月 【12件】
2011年 02月 【9件】
2011年 01月 【5件】
2010年 12月 【16件】
2010年 11月 【14件】
2010年 10月 【10件】
2010年 09月 【13件】
2010年 08月 【9件】
2010年 07月 【13件】
2010年 06月 【15件】
2010年 05月 【5件】
2010年 04月 【4件】
2010年 03月 【11件】
2010年 02月 【4件】
2010年 01月 【4件】
2009年 12月 【5件】
2009年 11月 【6件】
2009年 10月 【5件】
2009年 09月 【7件】
2009年 08月 【5件】
2009年 07月 【5件】
2009年 06月 【7件】
2009年 05月 【4件】
2009年 04月 【4件】
2009年 03月 【10件】
2009年 02月 【3件】
2009年 01月 【10件】
2008年 12月 【8件】
2008年 11月 【4件】
2008年 10月 【9件】
2008年 09月 【12件】
2008年 08月 【9件】
2008年 07月 【8件】
2008年 06月 【13件】
2008年 05月 【16件】
2008年 04月 【27件】
2008年 03月 【8件】
2008年 02月 【7件】
2008年 01月 【3件】
2007年 12月 【7件】
2007年 11月 【8件】
2007年 10月 【12件】
2007年 09月 【3件】
2007年 08月 【5件】
2007年 07月 【5件】
2007年 06月 【7件】
2007年 05月 【8件】
2007年 04月 【10件】
2007年 03月 【12件】
2007年 02月 【7件】

カテゴリー

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:
無料カウンター

ブログ内検索

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

王座戦記

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
草間さんを熱心に(しつこく?)王座戦に誘った主将の林です。
王座戦が終わってからというもの、僕が勝勢の将棋をきちんと勝っていれば優勝できたのかと思うと、そのことばかりが頭に浮かんで、しばらく虚無で不可避でした。
そのおかげで、オール学生も不参加で、学業では相変わらず進捗を生めてません・・・
ただ、振り返ってみると、早稲田戦は奇跡の勝利でしたし、そもそも代表決定戦では敗勢の将棋を最後の最後でひっくり返して、何とか代表権を得ているので、こういうことがあっても仕方のないことだと思うしかないように感じます。
起こってしまったことは、いくら悔いたところで何も変えられませんし。

王座戦からしばらく経ってしまいましたが、振り返ってみようと思います。

※今回はいつも以上に長ったらしく書いていますが、ご容赦下さい。


【王座戦まで】
この年度は今までに比べて、将棋と向き合う時間が明らかに減りました。
(だからと言って、勉学と向き合っているわけではありません・・・)
モチベーションがかなり低下していましたね。
なので、棋力面ではかなり落ちている実感がありました。
ただ、草間さんが直前になって参加を表明したこともあり、これは是が非でもモチベーションを上げなければと思いました。
とは言っても、やはり棋力面の充実が見られなかったので、不安を抱えながら王座戦に向かうことになりました。


【王座戦初日】
<1R vs岡山大学>
まずは岡山大学と。
初戦はその後の雰囲気を決めるところもあると思うので、勝っておきたいところです。
僕の後手で、▲中飛車vs△左美濃という、最近ありがちな戦型になりました。
▲5六歩+▲6七銀の形で、角交換型です。
この形で組み合うと、千日手を狙う指し方が多く、実際にそうするのが自分の中での一定の結論なのですが、対局中は本当にそうなるのだろうかという不安に苛まれていました。
不安から徐々に時間を使う展開で対局中は苦しかったですね。
ただ、かなり悲観していたのですが、ずっと互角を保てていたのは幸運でした。
実戦は、終盤の相手のミスに乗じて決めることができました。

チームも6勝1敗で勝つことができ、幸先の良いスタートでした。
ただ、この対局で、自分の状態があまりよくないというはっきりとした自覚を持つようになりました。
今大会はどうにかして誤魔化していかないとな、と。


<2R vs福岡大学>
先手番を得て、▲中飛車vs△右玉。
今大会は、久々に、全国の舞台で振り飛車もある程度指すつもりでした。
あまり準備してないのが不安要素でしたが・・・
その不安が現実に現れてしまいました。

右玉を決める態度が早かったので、右玉にはこれと決めて指していた形と違う指し方をしたくなりました。
序盤はまずまずの展開でしたが、読み抜けがあって苦しいと思っていたために暴発して、形勢を損ねてしまいました。
必死で嫌味をつけて、逆転を狙うしかなく苦しい時間が長かったです。
よく分からないまま逆転して、そこからは分かりやすい手勝ちになりました。

チームは7-0をしていて強かったですね。


<3R vs金沢大学>
一日目の山場と思っていました。
相手は松野氏で、個人的には2年前の王座戦以来の対戦です。

2手目△6二銀から力戦の相居飛車となりましたが、昔指して感触のよかった指し方から早々に離れたことに後悔してしまい、ちぐはぐな駒運びをしてしまいました。
後悔から序盤から時間もかなり使ってしまい、途中20分弱離れていた場面もあった気がします。
今考えると、5手目の手を中盤付近まで後悔し続けるのはいただけなかったですね。
ただ、序盤の勝負手が通って(実際無理な手ではなかった。)、局面自体は最後の方までずっと互角を保っていたようです。

迎えて下図。(僕は先手)

2017王座戦3-1

5三の金をぶつけてきた局面です。
少し悪いと思ったので、時間攻めもかねてほぼノータイムで▲2五香と指したのですが、これが敗着となってしまいました。
以下、
△4五金▲2三香不成△4七銀▲3九玉△5八銀成
と進むと、後手の攻めの方が早いです。
実は、この局面が△4八角以下、詰むか飛車を取られるかという局面になっていることを、うっかりしていました。

上図では、▲4四同銀△同角で、▲5七金打などのように、4七の地点を強化しておくのが先決でした。
後手の攻め駒も相当刺さっているので、怖いところですが、歩切れということもあり、すぐに潰れるかは難しいところです。
最悪千日手に持ち込めるかという形勢な気がしますが、当然息長く指すこちらの順を選ぶべきでした。

ずっと互角を保っていた将棋を一度のミスで落とすという不運な展開でしたが、この将棋においては相手の方が上手でした。
ただ、チームは5-2で勝ってくれていて、助かりました。


一日目は、個人としては一敗を喫しましたが、チームは全勝で乗り切りました。
僕の全勝チャレンジはだいたい初日で潰えるんですよね。
とは言え、厳しい戦いは続くと思われるので、何とか切り替えなければなりません。


【王座戦二日目】
<4R vs東北大学>
僕が後手番で、戦型は相振り飛車の▲向かい飛車vs△三間飛車に。
昔の記憶で、6筋の歩を保留していた場合は、5筋の位を取っていたイメージがあったので、その形に進めて局面図を迎えました。

2017王座戦4-1

後手の手番ですが、いざこの局面になると方針が難しいなと思っていました。
△4五銀~△5四飛の形は、7筋と6筋の歩を突いて飛車の横利きで受けられて微妙です。
とすれば、囲いを発展させていくのが普通なのですが、単に△6四歩とするのは、
▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲6四飛△6三金▲6五飛△7四金▲6一飛成△同銀
と進む下の局面を気にしていました。

2017王座戦4-2

少々乱暴な順ではありますが、後手の陣形がバラバラであるために、▲8六角と出る筋一本でやられてしまう危険性があり、選びきれませんでした。
こういった順は、持ち時間の少ない対局中に考えるものではないなと思ったのですが・・・
日頃の勉強では、こういった順を読む訓練もしておいて、憂いを少しでも無くしておくのがいいのかなと思います。

ただ、実際には、▲6四飛のところで、△6三歩▲6五飛△8四歩とすれば、飛車が狭いので後手がやれます。
まあ、当然といえば当然ですね・・・
余計な変化に気を取られすぎるあたり、やはり状態がよくないなと感じました。

というわけで、△6四歩と突くためには、6四の地点に利きを足してから突くのが安全と判断して、△4五銀を選択。
ただ、▲6五歩と突かれると、そこでまた指し手が難しいために、微妙だったかもしれません。
△4五銀の代替案としては△3一角がありますが、それもまたよく分からないところです。

本譜は他の手だったため、△6四歩と突くことができました。
まあ、それでも端攻めを足早に目指されると先攻されるので、作戦負けを自認していましたが。
相振り飛車は構想が難しい。

本譜は、ミスに乗じてB面攻撃を成功させて、手堅くまとめられたと思います。
チームは5-2で勝利。


<5R vs名古屋大学>
相手が先手で早繰り銀を目指してきたところを対抗して、角換わり相早繰り銀に。
戦型チェックから、後手番で相手に戦型を委ねれば、この形になることは大方予想できていました。
あと、最近プロの将棋を追うのが疎かになってはいるのですが、早繰り銀の実戦例もある程度出てきたので、一度はこの戦型になるかなと思っていました。

相筋違い角を打つ展開になり、終盤になるまでお互いが居玉という珍しい展開に。
途中明らかに1手パスより酷い手を指してしまい、形勢を損ねましたが、ミスに助けられて勝つことができました。
結局自玉は居玉のままでしたね。

チームは、6-1で勝つことができました。


<6R vs一橋大学>
後手番で相手に戦型の決定権を委ねると、また角換わり相早繰り銀になりそうな気がしました。
ただ、前局の改善点がよく分からないままだったので、指す戦型を変えようと思いました。
ゴキゲン中飛車を選択して、▲一直線穴熊vs△中飛車穴熊。

駒組みを優位に進められると思っていましたが、一直線穴熊でよくある▲8六角の形をうっかりしていました。
いつもなら角を追い返すのですが、研究会での某対局が頭の中に浮かび、▲8六角の形を通してしまったため、作戦負けに
陥ってしまいました。
ただ、下図のように、△3五角と▲3六飛の関係になった形では、相当マシになったかなと思っていました。

2017王座戦6-1

そう思っていた矢先に、ここで▲6四角△同歩▲3五飛△同歩▲6三角と進められてびっくりしました。
▲6四角と切られた瞬間は、ちゃんと指せば勝てる感触があったので、ありがたいと感じました。
ただ、当然局面としてはよかったのですが、玉形の差が大きくまだまだ難しかったです。
その後小さなミスを重ねたので、縒りが戻ってむしろこちらが勝ちにくい将棋にしてしまいました。

2017王座戦6-2

進んで、8二の銀を取られた手に対して取り返した局面。
ここで取った銀を▲8八銀打と埋められていたらまだまだ難しかったと思います。
▲7四桂が見えているので、後手もゆっくり攻めることができません。
実戦は▲7五香だったために、△7七桂不成▲同桂△8九金と進んで勝ち筋に入りました。
最終手の△8九金が当然の一手ですが、スペースを消しつつ相手玉を近づける寄せの手です。
自玉を見なくてもいいので、こういった無理矢理な攻めが利きます。

チームも5-2で勝ち。
今回の京大は、本当に安定感がありましたね。
一軍戦では考えられない戦いぶりでした。


【王座戦三日目】
<7R vs早稲田大学>
全勝対決で優勝を目指すためにも絶対に負けられないところです。

相手は石橋氏で、富士通杯でも当たった相手です。
戦型は相掛かりになり、先手番ながら後手番チックな指し方を採用しました。

下図は、飛車の横利きを通すために突き捨ててそれに対応された局面です。

2017王座戦7-1

▲2二角成△同銀▲7七桂△5四銀▲8六飛△8四歩と進めましたが、そこで▲7四歩が動きすぎだったかもしれません。
と金ができそうですが、後続が難しいです。
また、損な手順でと金を作ってしまったために、明快に苦しくなってしまいました。

2017王座戦7-2

進んで上図では、▲3四歩とすれば難しかったと思います。
桂交換後には、▲7四歩△同銀▲8六桂や▲8一と△同飛▲5四桂の狙いがあります。
ここで時間がないこともあって、ノータイムで▲7四歩としましたが、△7四同銀▲3三歩と進んだときに、△3一金と引かれる手を軽視していて完全に劣勢に立たされました。
駒が前に出ていることがせめてもの主張なのに、手順に出させるのは頭が悪すぎました。
以下は、順当に押し切られました。

僕が負けているようでは、チームはやばいと思っていましたが、大逆転の将棋もあったようで、奇跡的に4-3で勝利できました。
完全に負けだと思っていたので、チームに助けられました。


<8R vs北海道大学>
戦型は後手番で▲三間飛車vs△向かい飛車の相振り飛車になりました。

2017王座戦8-1

ここで、△8四歩と突いて先手の仕掛けを封じられたので、作戦勝ちを意識しました。
この戦型は昔何局も指しているはずなのですが、あまりこういう発想がなかった気がします。
やはりいろんな経験をしてから見る局面は、景色が違うように思います。
今見てみると当然の手なのですが。
先手には指したい手があまりなく、実戦は▲5六歩と指されましたが、△2六歩から横歩を取って、やや後手よしです。
手堅くまとめられたように思います。

チームはまさかの場面もあったようですが、5-2で勝ち。
全勝で立命戦を迎えることになりました。


最終戦は、会場の都合上、持ち時間が40分から30分に変更。
持ち時間が減ったのは痛かったですが、これも仕方のないことでしょうか。


<9R vs立命館大学>
立命館もここまで全勝だったので、全勝対決の最終決戦となりました。
勝った方が文句なしの優勝です。
個人的には、ここまで全くと言っていいほど、状態の良い集中を保てていなかったので、この対局だけは何とか保ちたいという思いでした。

相手は銭本氏で、幾度となく苦杯を嘗めさせられた相手です。
序盤の数手から、菅井先生がタイトルを奪取された戦型を指されそうな気がして、余計な変化で時間を使うのを嫌ったため、角換わりにしました。
この場合、後手の主張としては、飛車先を伸ばす手を別のところに回せている点だと思います。
実戦は、それを活かすためか、△6四角型を目指されました。

2017王座戦9-1

少し無理気味かもしれない仕掛けを決行したのですが、上図まで進むと先手が成功しています。
上図から、▲2四歩△同歩▲4三角成と進めるのが狙い筋で、△4三同金には▲2四飛が受けにくいです。
実戦は△4三同銀でしたが、▲6三金で角が捕まっています。
玉から遠い▲4八金型の長所で、△4七歩成が手抜きやすいので、こういった攻めが利きます。(▲5八金型だと取られた時に玉に近い。)

自分で言うのもなんですが、今大会の自分では考えられないほど、この対局では冴えに冴えわたっていました。
下図まで読み筋通りに進んでいて、着実に一歩ずつ勝ちに近づいている感触を得ていました。

2017王座戦9-2

4七のと金で4八の金を取られた局面。
駒の損得はないですが、手番が握っているのと自玉が一瞬安全なのが大きく、先手が勝勢です。
ここまでは正確に指せている感触があったのですが、ここでフラフラと▲5五馬と指したのが躓きの始まり。
△3三角とされて完全に焦る展開となりました。
8八の地点まで間接的に利いているので、プレッシャーになっています。
△3三角を防ぐために、▲2四金を詰めろをかけてから▲5五馬と引く組み立てにするべきでした。
▲4四歩などで正確には勝っていますが、思い描いていた勝ち方とは違っていて、かなりパニックになっていました。
実際にはミスをしていないのに、それをミスだと感じてしまい、読みに精細を欠いてしまうという完全な悪循環になってしまいました。

実戦は、▲8二飛△5二歩▲4四金と進んで、もうかなりおかしい雰囲気です。

2017王座戦9-3

進んで、△3三金と合駒をされた局面。
実は金合いされる手をあまり本戦に読んでおらず、何を指せばよいのか分かりませんでした。
実戦は、▲2四歩△3二銀と進んで、▲2三金と指したのが敗着で、△2三同銀▲1一銀△同玉▲2三歩成と進んだときに、飛車を下ろされて即詰みです。
それだけ駒を渡せば詰むやろという感じですが。

▲2三金のところでは、▲4三銀が正解でまだ勝ちだったと思います。
この手も当然読んでいたのですが、先まで読み切るには困難な精神状態でした。
また、下段に落として寄せる構想なら、▲2四歩のところで▲3四金と指し、△3二銀▲2三歩△同銀▲1一銀と指すべきでした。
このとき、後手の持駒に金がないのが大きいです。
これなら、一枚違うので先手玉は詰みません。
金合いをあまり読んでいなかったので、下段に落とす順を掘り下げていなかったのが不運でした。

感想戦が一通り済んで、立命館の方が4-3と言っていたのを聞いて、愕然としました。
この一年、満足のいく将棋が指せない中で、珍しく理想的な将棋を最後の方まで指せていたのに、それを落として優勝を逃したのか、と。
勝負とは時に非情なもので、仕方がないと割り切るしかないのですが、この負けはかなり堪えました。

京大は昨年と同じく準優勝に終わりました。


【王座戦を終えて】

続きを読む »

スポンサーサイト

王座戦オーダー表

こんばんは。小林です。
王座戦お疲れさまでした。既報のとおり、京都大学は8勝1敗で準優勝でした。以下にオーダー表を載せておきます。

オーダ

王座戦を見て

王座戦直前、京都市にチャリをパクられた青木です。ダイコク前に5分止めておいただけなのに…
いい日記がたくさん並び僕なんかが書くのは気が引けたのですが、出ることの叶わなかった選手が何を思っていたか文章として残しておいた方がいいかなと思い書きました。同じ景色でも見ていたもの、感じたものはきっとみんな違うことでしょう。
こんな事を思っていた奴もいたんだなぁと心に留めておいてもらえたら嬉しいです。



個人的な事情ですが、2017年は推しの休業〜復帰〜卒業があって精神的にいっぱいいっぱいで、将棋を頑張る気力がありませんでした。復帰してた期間は自分でいうのもアレですがそこそこ強くて割と勝てたんですけどね、わかりやすい。
一軍戦期間は語ると長くなるので省略します。なんとか王座戦の切符を掴めて良かったです。
精神面がどうしようもなく、将棋も強くなれず調子も良かった訳ではないのでレギュラーになるのは諦めていました。それでも8番手くらいでいる気はしていたので今回はそこそこ出られるかもなと思っていました。一方でこのメンバーなら優勝を狙える、狙うならほぼ固定になるだろうから少ないかもとも。

草間さんが出るかどうか悩んでいた時、出ないでくれという思いがなかったわけではありません。草間さんが出るとなれば僕の出番は殆どなくなるだろうとわかっていたからです。でもチームの優勝のためには当然出て欲しい。そして何より、草間さん自身のために出て欲しいという気持ちがありました。
出ると聞いた時ももちろん複雑でしたが、これで良かったのだと思っています。僕のことは気にしないでまた出てくれたら嬉しいです。

それから王座戦まで、それまでもなかったようなものだった将棋のモチベは殆どなくなっていました。出られない以上将棋の準備をしても仕方ない、と。本当はこういう時でも出来るだけの準備をして臨むべきなのは分かっていたしそうあるべきでしたが、3年間の王座戦で2局しか出られなかった自分は精神的に疲れていて無理でした。卒業で普段以上に塞ぎ込んでいたのもあります。

言い訳ですね。そんなだから出番がなかったというのもわかってはいますが…駄目な奴です。

そういう状況でも四日市に行くからにはチームのためになりたい。この部には出られない人に気を遣う文化があまりなく今まで疎外感を覚えたりもしていたので、特にそういう人たちもチームとして纏まれるように気を使おうと、そして14人のうち1人だけが出られない状況になったらその1人は僕でいいと覚悟を決めました。

ただそうは言っても選手として行くからには出たいし勝ちたい。出る事を完全に諦めていたわけではありません。

そして王座戦。チームは快進撃を続けました。レギュラー陣の誰かが調子悪くなっていたら出番があったかもしれませんが、みんな絶好調で僕の入り込む隙間はないなと感じました。2日が終わりチームは全勝で、僕の出番はなし。その夜のオーダー会議で最終日のオーダーが決まり、出番なしで終わる事が事実上確定しました。ここに自分がいる必要はやっぱりなかったんじゃないか、自分がいなくても問題ないじゃないか。ホテルでは夜景を見ながら1人で落ち込んでいました。

早稲田戦は皆強かった。安心して見ていられました。途中の経過だけ見たら奇跡的ですが、最後には勝つものと信じていました。

北大戦。村上君の負けはなにやっとんの、という感じでした。レギュラーとして出る人にとっては9局のうちのたった1局かもしれませんが、出られない側の人間にとっては1局がとても大きい。気が抜けてこんな将棋を指すのなら僕が出たかったし無性に悔しくて腹が立ちました。とはいえチームは勝ち。終局後本人が一番落ち込んでいているのを見て、切り替えられるように声をかけたりしていました。彼にとっては学生将棋最後の1局になる立命戦を前にこの負けを引きずって欲しくなかった。

立命戦。最後だみんな頑張れ、と祈るように見ていました。しかし結果は我々にとって残酷なものでした。誰が悪いとかではないし京大が劣っていたとも思いません。それでも届かなかった。あの時間、それぞれが肌で感じたものを胸に抱いてこれから歩んでいけばきっと皆強くなれると信じています。

続きを読む »

王座戦を振り返って

こんにちは。河合です。
王座戦から気が付けば一週間以上が経ちました。本当はもっと早く書く予定でしたが、いまいち体が動かずに記憶の片隅に追いやってしまっていました。
今回、初めて記事を書かせて頂くということで、僕が京大将棋部に入部するまでを振り返ろうと思います。

【~入部まで~】
一浪で大学に入った僕は、人生の岐路に立ちました。
高校までずっと一筋でやってきた将棋をこのまま続けるのか、あるいは折角大学に入ったのだから、他の色々なことをやるべきなのか。
色々考えた末、後者を選びました。二年間のブランクで昔ほど将棋に対して自信を持てなくなっていたのと、他の趣味を持つほうが人間としての幅を広げることが出来るのでは、と思ったからです。
その後は将棋部に入ることはなく、テニス部や茶道部など他の部活の傍ら、たまにネットで将棋を指すという日々でした。

ところが二回生の春、久々に出たアマ大会で対局に負けた後帰路に就こうとした時、見知らぬ二人の男の人に声を掛けられました。そこで京大将棋部の当時三回生だったお二人に将棋部に招いて頂き、僕は将棋部員として再び将棋に火をつけることが出来ました。
初対面にもかかわらず声を掛けて下さったOBの長屋さんと轟さん、二回生から入った自分にも親しくしてくれた部員の皆には本当に感謝しています。

【王座戦】
さて、今年の王座戦は例年に増して皆並々ならぬ思いで迎えました。
僕自身も、共に戦ってきた四、五回生のため、特に今回で最後の団体戦全国大会となり、将棋以外でもよく絡んでくれた村上君のためにも絶対に負けたくありませんでした。
王座戦の代表校を決める予選である一軍戦で不甲斐ない結果を出してしまった反省から、大会前は飲み会も断り、学業:将棋を0:10と学業を切り捨て、嫌いだった詰め将棋を毎日解くようにして当日を迎えました。
9局のうち、3局に絞って振り返ろうと思います。

≪第三局 金沢大戦≫
相手は元学生名人の西澤さん。早めに8筋の歩を交換する角田流という作戦です。今57の角を66に上がって角交換を挑まれた局面。
Hex.png
ここから△66同角▲同歩△44角▲24歩△同歩▲23歩で開戦しました。この辺りは自信があるともないとも言えません。

Hgp.png
終盤戦。自玉は固いですが、攻め駒が少なく、並の攻めでは切れてしまいそうです。
ここで△63金▲55角△64桂▲77銀△74歩と、上部から攻める形に組み替えてチャンスを待ちました。

Hgq.png
これが功を奏したようで、以下激戦が続きましたが最後は勝つことが出来ました。

2日目を終えてチームは全勝で、雰囲気も良く、いい感じで3日目を迎えることが出来ました。
3日目初戦の早稲田大戦で僕は手痛い構想ミスから完敗を喫してしまいましたが、チームは4-3で勝利しました。仲間の強さに助けられました。大逆転の将棋もあり、本当に運が良かったと思います。

≪第八局 北海道大戦≫
相手は能村さん。力戦型の対抗形となり、今△46歩と突かれた局面。
Hgr.png

歩得で手番なのでよくできそうだと感じていましたが、▲46同歩は△36飛車で捌かれますし、他の手も見えず苦しんでいました。
長考の末、▲65銀と桂を取り、△同銀に▲55桂と打つ順を発見しました。瞬間的な相手の歩切れを突いており、これが厳しかったようで、快勝することが出来ました。この将棋は内容が良く、気持ちを立て直して最終戦に臨むことが出来ました。

≪第九局 立命館大戦≫
僕の相手は新貝さん。余計なことは考えず盤面にだけ集中して指そうと思っていました。戦型は序盤の駆け引きで僕の角交換振り飛車対銀冠。この局面は事前に研究していて、後手番なのでひたすら千日手狙いの待機戦術を取っています。
Hgt.png
ここから▲24歩△同歩▲23歩と仕掛けられましたが、これも事前研究の範囲内だったので、自信を持って指していました。飛車を7筋に転換し反撃します。

Hgu.png
▲87金と打たれ、飛車を引いているようでは攻めが切れます。
自分を信じて、強く△77飛車成と切り込みました。
結果的にこれが勝着となり、短手数で勝つことが出来ました。終局直後は天に召される思いで、しばらく固まって言葉も出ませんでした。これで僕は8勝1敗で全ての対局を終えました。

最終的に京大は最終戦に負けました。終わった後は皆放心状態でした。各々、自分の中で沸々と湧き上がってくる悔しさと戦っているように見えました。
しかし、数日たった今思い返してみれば、ここ数年間手の届かなかった優勝に目前まで迫れたことは誇るべきことだと思うし、皆がベストを尽くした結果だったと思います。

僕は、大学に入る前は将棋は個人競技で団体戦にする意味なんてない、と思っていました。しかし一人でやっていただけでは、勝ってみんなで大喜びすることも、負けてあんなに悔しい思いをすることも無かったと思います。団体戦で全国を戦えて本当に良かったです。

充実の3日間をありがとうございました。

王座戦とわたし

明けましておめでとうございます。村上です。
あれからもう六日が経ちました。年明けの発表が終わってから更新する予定でしたが、王座戦が終わってから心に穴が開いたような状態が続いていて学業もあまり捗らないのでここで振り返っておきます。




・~王座戦
今回の王座戦を語るうえで欠かせないのが秋季一軍戦です。後期に入って学業が忙しくなり、一か月ほどほとんど将棋に触れていない状態で一軍戦を迎えることとなりました。そして内容的にも四年間で最悪レベルの将棋が多く、チームの足を大きく引っ張ることになってしまいました。おかしくなってしまった調子は第二代表でも相変わらずで見るも無残な負け。しかし、チームは勝ってくれて今年も王座戦に出場できることが決まりました。後輩の育成の観点からも一回生たちに王座戦を体験してもらうことはとても重要だと思っていたので、本当に良かった。
この一軍戦では内容的には阪大が京大を上回っていたと思います。その阪大を蹴落として全国に行く以上みっともない成績は残せないという思いを強く抱きました。とはいえ、四回生という立場上昨年のように将棋だけに打ち込むことは難しく、学業と将棋のどちらも中途半端になっているのではなかろうかという葛藤は常にありました。第二代表が終わってから王座戦までは一か月もありませんでしたがこの頃から学業:将棋=3:7くらいで調整し、どちらに振り切ることもできないもどかしさは最後まで拭いきれませんでしたが、だいぶ棋力を戻せたという実感とともに四日市へ向かいました。

・一日目
今回は局面図は少なめで振り返ります。

<岡山大戦>
僕の相手は本池さん。超速に対し、いつも通り早めに56歩と仕掛けました。かなり広く深く研究している形でした。

他にやる人があまりいない仕掛けだからか、この後の数手で相手の方がかなり時間を使ってこられ20分近く時間差をつけることに成功。これが大きく、リードを広げて勝つことができました。初戦が始まる前はかなり緊張していたのですが白星スタートを切れたことでかなり精神的に落ち着きました。チームは6-1。最近では珍しい、安定感のある立ち上がり。

<福岡大戦>
僕の相手は後藤さん。対抗型から経験値の少ない展開に。しっかり読みを入れて相手の攻めを呼び込む手順を選択しましたが、一歩間違えれば即負けになりかねない局面が多く対局中はとても怖かったです。幸い、形勢はずっと難解だったようです。

自陣は金銀を全てはがされていますが、ここで66歩が厳しい反撃。以下はなんとか一手勝ちになりました。自分の土俵ではない指し方で強敵相手に勝てたことで、調子が悪くないことを確認できました。チームは7-0。みんな強かった。

<金沢大戦>
僕の相手は金川さん。富士通杯でも金沢大の方に苦戦させられた戦法を再び採用されました。

ここで55銀~86角と打つのが用意していた指し方。これでこちらが良いというわけでもないのですが、62飛とまわらせることで相手の狙いである2筋からの攻めを防ぎこちらのペースで進めることができました。実戦は中盤で相手の方に見落としがあり、短手数で快勝に。僕の対局が終わった時点でチームは少し危なさそうだったのですが、ほっそーと河合くんが力強く逆転し終わってみれば5-2。調子を崩している人もいなさそうでチームの雰囲気も良かったと思います。

・二日目

<東北大戦>
僕の相手は渡辺さん。東北で有名ならしい杜の都定跡なる仕掛けをされました。

ここまで相手の方の指し手がとても早く、研究されていることは明らかだったためかなり時間を使って対応しましたが最善の応手を選択できなかったようで中盤までにかなり形勢を損ねてしまいました。終盤で少し追い込んだものの届かずここで連勝がストップ。この仕掛けはおそらくネット将棋で一度は指されたことがあったはずなので、準備不足でした。

<名古屋大戦>
僕の相手は近藤さん。ありがちな相振りの中盤、のはずだったのですが…

8筋の歩を交換した局面。ここで87歩同飛69角86飛85歩同飛58角成同金74金と進められると自信がないことに気づき背筋が凍りました。8筋の歩を交換する前にある程度時間を使っていたにも関わらず相手の持ち駒の歩の枚数を一枚勘違いしていました。実戦は相手の方がその手順を見送り、息を吹き返しました。以降は中盤から徐々にリードを広げて勝ち。連敗を回避し、一安心。

<一橋大戦>
僕の相手は田中さん。ワクチン風の出だしで、やってみたかった角打ちを決行。

あまり指しなれていない力戦調の展開になりましたが、この将棋は一局を通して自然に、そして集中して指せて快勝となりました。チームも5-2で勝利し全勝をキープ。この日もチーム全体はここ数年なかったくらいの好調でした。

・三日目

<早稲田戦>
僕の相手は征矢さん。戦型は、相振りで相金無双に。

散々指した形です。ここから74歩~73銀上~75歩と仕掛けてペースを握ることができました。中盤で相手の方に見落としがありこの将棋はほぼ完璧に指して押し切ることができました。前日のオーダー会議でも予想していたことですが早稲田との対戦は本当に激戦で、チームは4-3でギリギリの勝ちでした。僕の対局が終わった時点では2-5負けもあり得るくらい苦しい将棋が多く祈りながら観ていたのですが、強敵相手に逆転勝ちを収めた宮越さんと草間さんが本当にすごかった。チームの勝ちが決まった瞬間は、今までの団体戦で最も嬉しかったです。

<北海道大戦>
僕の相手は兒玉さん。将棋は、中飛車に対して一直線穴熊で対抗され中盤で大きな駒得になり早々に大優勢に。ここで集中力が完全に切れ、持ち時間に余裕があったこともあり立命館-早稲田の将棋を観たりしていました。こんなことをしていては流れがおかしくなるのは当然で、終盤でうっかりを重ね逆転負け。終局後は呆然としていて感想戦ができず、相手の方には申し訳ないことをしました。チームは5-2で勝ち。気を取り直して立命館との全勝対決へ。

<立命館大戦>
昨年の王座戦が終わってから、この一年の目標はこの王座戦の最終戦、立命館との対戦をお互いに全勝で迎えることでした。それがようやく叶い、全ての勝ち運を置いてくるつもりで最後の対局に臨みました。
僕の相手は櫻井さん。こちらの先手中飛車に対して二枚銀でこられました。

ここで36歩と突いたのですがこの手がどうだったか。48角~77金を優先した方が良かった気がします。本譜は5筋から動かれ、こちらがやや焦り気味に動く展開に。

直前に77歩と叩かれる手をうっかりしており、既に秒読みに入っていたこともあり精神的にも焦っていたこの局面。後で解析したところややこちら持ちの局面だったようなのですが、ここで判断を誤ってしまいました。同歩同飛87歩82飛の局面は指す手が難しいと判断し48角87歩成76飛86と83歩76と82歩成と進めましたが駒損が大きくかなり苦しくなりました。代えて、48角の局面では同歩同飛87歩82飛に76飛と浮き、87飛成には86飛とぶつければ互角以上の形勢でした。また、本譜の手順中の76飛では単に83歩と叩くべきでした。

ここから多分1時間くらい指したのですが、差を縮めることはできず負け。投了する直前になって多くのギャラリーに囲まれていることに初めて気付きました。そして、チームの敗北を知り、僕の王座戦は幕を閉じました。終局後はまさに虚無という感じで、しばらく感情を失っていた気がします。






王座戦は、僕が初めて出場した全国大会でした。もう3年前になるのかと思うと早いものですね。一軍戦よりも長い40分60秒の持ち時間で真剣に指すことには他では得られない高揚感があり、一局指す度に強くなれる場だったと思います。一、二回生の頃の僕ははっきり言うとあのような場で指すには棋力が足りていなかったと思いますが、一回のときは3局、二回のときは7局も出してもらいました。四年間を通して、僕は実力以上に評価してもらい、たくさん対局に出してもらえたなと思っています。歴代の主将への感謝は尽きないです。


今回の王座戦は僕にとって例年とは比較にならないほど思い入れの強いものでした。代表を取るのにとても苦労したこと(僕は負けてただけですが)、強い同世代、同期の仲間がこれだけ揃って出られることはもう無いであろうこと、そして僕が真剣に指す最後の機会になること、等を思うと名残惜しくて大会が始まって欲しくなかった。これは、今までに味わったことのない感情でした。大会が進むにつれてその気持ちは増していき、最終日の前夜、最後のオーダー会議を終えてホテルの自分の部屋に戻ってから少し泣きそうになりました。傍から見ると意味不明ですね。


僕と同世代、同期には本当に強い人が多かった。今回の京大はほぼ7人固定のオーダーでしたが、そのうち6人が同世代か同期でした。そして、彼らは将棋が強いだけではなく人間的にもとても優れた人たちでした。入学してきたときには、大学の将棋部なんだからこのくらい強い人がたくさんいるのは当たり前だろうくらいに思っていたのですが、この環境は全く当たり前ではなかったことが今となってはよくわかります。


気持ちは若手とはいえ、四回生にもなると部の今後や後輩の育成について考えるようになると思います。強い一回生がたくさん入ってきた昨年、彼らに何が残せるだろう、と考えたときに必然的に僕が入学してきたときの上回生(現在の七、八回生にあたる人たち)がしてくれたことを思い出しました。僕が回生が上がるにつれて多少なりとも強くなれたのは、全国大会を多く経験できて刺激を受けられたからだと思っています。二回生まで、代表を取るためには特に何も貢献していないのにずいぶんと対局に出してもらいました。京大がずっと全国大会に出られていたのは強い上回生の方たちのおかげで、その人たちが抜けた一昨年、昨年もずっと目標であり続ける存在でした。最後まで棋力では敵いませんでしたが、後輩を全国に導き、真剣に指して勝つ姿を見せることは上回生の義務だと考えるようになりました。特に前者が個人的に全くダメだった今回、それほど棋力差が無いにもかかわらず出場機会が少なくなるであろう人たちのためにも、たくさん出してもらう以上恥ずかしい将棋は指せないなと思っていました。他のレギュラーの人も、それぞれ何か想いを抱いていたのではないでしょうか。そして果たして今回、出番に恵まれなかったメンバーや一回生たちにレギュラー陣は何か良い影響を与えられたんだろうか…。彼らが判断することですが、何かを感じ取ってくれたなら嬉しいですね。


自分が主力として団体戦にほぼフル出場するようになってから、大会の度に出番のない人や出番の少ない人のことが気にかかるようになりました。優勝を目指している以上14人全員が出場することは難しくなりそうというのは今回も同じで、それは結果を出すためには仕方のないことだとなんとか納得していましたが、ほとんどの大学でレギュラーになれるくらいの実力があるにもかかわらず出番に恵まれないメンバーがそのことが原因で将棋や団体戦が嫌いになってしまうのではないかという不安は常にありました。ここに書いたところでどうしようもない問題ですが、これはレギュラーとして出続ける人は気に留めないといけないことだと思います。


今回の京大は、とても雰囲気が良かったと思います。出られない不満がある人もいたと思うのですが、戦型チェックをしたりオーダーを考えてくれたりしてくれたおかげで今回の好調の京大があったと思います。それだけに、最後の結果は無念でしたが…。特に僕の代の新人王であり今回のレギュラーともほとんど棋力が変わらないだいてつは、四回生の中で唯一出場機会がなくて悔しさや不満も大きかったのではないかと思うのですが、とても熱心に応援し、オーダーも考えてくれていました。立命戦の直前にがんばれと言って肩をたたいて送り出してくれたのは本当に力になりました。ありがとう。


あまりの文章のまとまりの無さに自分で驚いているのですが、そろそろ締めます。


東京の公立高校に通っていて個人でも団体でも全国大会とは縁のなかった僕にとって、京大に入って良い仲間に恵まれ、全国の舞台でたくさん将棋を指せたことは素晴らしい思い出になりました。四年間ありがとうございました。なんとなく入った将棋部でしたが、入って良かったなと心から思います。今年はOBとして同期(?)や後輩の応援にちょくちょく行こうかと思います。今年一年が、京大将棋部にとって良い年になるといいですね。ではまた。



続きを読む »

| ホーム |


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。