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王座戦記

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
草間さんを熱心に(しつこく?)王座戦に誘った主将の林です。
王座戦が終わってからというもの、僕が勝勢の将棋をきちんと勝っていれば優勝できたのかと思うと、そのことばかりが頭に浮かんで、しばらく虚無で不可避でした。
そのおかげで、オール学生も不参加で、学業では相変わらず進捗を生めてません・・・
ただ、振り返ってみると、早稲田戦は奇跡の勝利でしたし、そもそも代表決定戦では敗勢の将棋を最後の最後でひっくり返して、何とか代表権を得ているので、こういうことがあっても仕方のないことだと思うしかないように感じます。
起こってしまったことは、いくら悔いたところで何も変えられませんし。

王座戦からしばらく経ってしまいましたが、振り返ってみようと思います。

※今回はいつも以上に長ったらしく書いていますが、ご容赦下さい。


【王座戦まで】
この年度は今までに比べて、将棋と向き合う時間が明らかに減りました。
(だからと言って、勉学と向き合っているわけではありません・・・)
モチベーションがかなり低下していましたね。
なので、棋力面ではかなり落ちている実感がありました。
ただ、草間さんが直前になって参加を表明したこともあり、これは是が非でもモチベーションを上げなければと思いました。
とは言っても、やはり棋力面の充実が見られなかったので、不安を抱えながら王座戦に向かうことになりました。


【王座戦初日】
<1R vs岡山大学>
まずは岡山大学と。
初戦はその後の雰囲気を決めるところもあると思うので、勝っておきたいところです。
僕の後手で、▲中飛車vs△左美濃という、最近ありがちな戦型になりました。
▲5六歩+▲6七銀の形で、角交換型です。
この形で組み合うと、千日手を狙う指し方が多く、実際にそうするのが自分の中での一定の結論なのですが、対局中は本当にそうなるのだろうかという不安に苛まれていました。
不安から徐々に時間を使う展開で対局中は苦しかったですね。
ただ、かなり悲観していたのですが、ずっと互角を保てていたのは幸運でした。
実戦は、終盤の相手のミスに乗じて決めることができました。

チームも6勝1敗で勝つことができ、幸先の良いスタートでした。
ただ、この対局で、自分の状態があまりよくないというはっきりとした自覚を持つようになりました。
今大会はどうにかして誤魔化していかないとな、と。


<2R vs福岡大学>
先手番を得て、▲中飛車vs△右玉。
今大会は、久々に、全国の舞台で振り飛車もある程度指すつもりでした。
あまり準備してないのが不安要素でしたが・・・
その不安が現実に現れてしまいました。

右玉を決める態度が早かったので、右玉にはこれと決めて指していた形と違う指し方をしたくなりました。
序盤はまずまずの展開でしたが、読み抜けがあって苦しいと思っていたために暴発して、形勢を損ねてしまいました。
必死で嫌味をつけて、逆転を狙うしかなく苦しい時間が長かったです。
よく分からないまま逆転して、そこからは分かりやすい手勝ちになりました。

チームは7-0をしていて強かったですね。


<3R vs金沢大学>
一日目の山場と思っていました。
相手は松野氏で、個人的には2年前の王座戦以来の対戦です。

2手目△6二銀から力戦の相居飛車となりましたが、昔指して感触のよかった指し方から早々に離れたことに後悔してしまい、ちぐはぐな駒運びをしてしまいました。
後悔から序盤から時間もかなり使ってしまい、途中20分弱離れていた場面もあった気がします。
今考えると、5手目の手を中盤付近まで後悔し続けるのはいただけなかったですね。
ただ、序盤の勝負手が通って(実際無理な手ではなかった。)、局面自体は最後の方までずっと互角を保っていたようです。

迎えて下図。(僕は先手)

2017王座戦3-1

5三の金をぶつけてきた局面です。
少し悪いと思ったので、時間攻めもかねてほぼノータイムで▲2五香と指したのですが、これが敗着となってしまいました。
以下、
△4五金▲2三香不成△4七銀▲3九玉△5八銀成
と進むと、後手の攻めの方が早いです。
実は、この局面が△4八角以下、詰むか飛車を取られるかという局面になっていることを、うっかりしていました。

上図では、▲4四同銀△同角で、▲5七金打などのように、4七の地点を強化しておくのが先決でした。
後手の攻め駒も相当刺さっているので、怖いところですが、歩切れということもあり、すぐに潰れるかは難しいところです。
最悪千日手に持ち込めるかという形勢な気がしますが、当然息長く指すこちらの順を選ぶべきでした。

ずっと互角を保っていた将棋を一度のミスで落とすという不運な展開でしたが、この将棋においては相手の方が上手でした。
ただ、チームは5-2で勝ってくれていて、助かりました。


一日目は、個人としては一敗を喫しましたが、チームは全勝で乗り切りました。
僕の全勝チャレンジはだいたい初日で潰えるんですよね。
とは言え、厳しい戦いは続くと思われるので、何とか切り替えなければなりません。


【王座戦二日目】
<4R vs東北大学>
僕が後手番で、戦型は相振り飛車の▲向かい飛車vs△三間飛車に。
昔の記憶で、6筋の歩を保留していた場合は、5筋の位を取っていたイメージがあったので、その形に進めて局面図を迎えました。

2017王座戦4-1

後手の手番ですが、いざこの局面になると方針が難しいなと思っていました。
△4五銀~△5四飛の形は、7筋と6筋の歩を突いて飛車の横利きで受けられて微妙です。
とすれば、囲いを発展させていくのが普通なのですが、単に△6四歩とするのは、
▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲6四飛△6三金▲6五飛△7四金▲6一飛成△同銀
と進む下の局面を気にしていました。

2017王座戦4-2

少々乱暴な順ではありますが、後手の陣形がバラバラであるために、▲8六角と出る筋一本でやられてしまう危険性があり、選びきれませんでした。
こういった順は、持ち時間の少ない対局中に考えるものではないなと思ったのですが・・・
日頃の勉強では、こういった順を読む訓練もしておいて、憂いを少しでも無くしておくのがいいのかなと思います。

ただ、実際には、▲6四飛のところで、△6三歩▲6五飛△8四歩とすれば、飛車が狭いので後手がやれます。
まあ、当然といえば当然ですね・・・
余計な変化に気を取られすぎるあたり、やはり状態がよくないなと感じました。

というわけで、△6四歩と突くためには、6四の地点に利きを足してから突くのが安全と判断して、△4五銀を選択。
ただ、▲6五歩と突かれると、そこでまた指し手が難しいために、微妙だったかもしれません。
△4五銀の代替案としては△3一角がありますが、それもまたよく分からないところです。

本譜は他の手だったため、△6四歩と突くことができました。
まあ、それでも端攻めを足早に目指されると先攻されるので、作戦負けを自認していましたが。
相振り飛車は構想が難しい。

本譜は、ミスに乗じてB面攻撃を成功させて、手堅くまとめられたと思います。
チームは5-2で勝利。


<5R vs名古屋大学>
相手が先手で早繰り銀を目指してきたところを対抗して、角換わり相早繰り銀に。
戦型チェックから、後手番で相手に戦型を委ねれば、この形になることは大方予想できていました。
あと、最近プロの将棋を追うのが疎かになってはいるのですが、早繰り銀の実戦例もある程度出てきたので、一度はこの戦型になるかなと思っていました。

相筋違い角を打つ展開になり、終盤になるまでお互いが居玉という珍しい展開に。
途中明らかに1手パスより酷い手を指してしまい、形勢を損ねましたが、ミスに助けられて勝つことができました。
結局自玉は居玉のままでしたね。

チームは、6-1で勝つことができました。


<6R vs一橋大学>
後手番で相手に戦型の決定権を委ねると、また角換わり相早繰り銀になりそうな気がしました。
ただ、前局の改善点がよく分からないままだったので、指す戦型を変えようと思いました。
ゴキゲン中飛車を選択して、▲一直線穴熊vs△中飛車穴熊。

駒組みを優位に進められると思っていましたが、一直線穴熊でよくある▲8六角の形をうっかりしていました。
いつもなら角を追い返すのですが、研究会での某対局が頭の中に浮かび、▲8六角の形を通してしまったため、作戦負けに
陥ってしまいました。
ただ、下図のように、△3五角と▲3六飛の関係になった形では、相当マシになったかなと思っていました。

2017王座戦6-1

そう思っていた矢先に、ここで▲6四角△同歩▲3五飛△同歩▲6三角と進められてびっくりしました。
▲6四角と切られた瞬間は、ちゃんと指せば勝てる感触があったので、ありがたいと感じました。
ただ、当然局面としてはよかったのですが、玉形の差が大きくまだまだ難しかったです。
その後小さなミスを重ねたので、縒りが戻ってむしろこちらが勝ちにくい将棋にしてしまいました。

2017王座戦6-2

進んで、8二の銀を取られた手に対して取り返した局面。
ここで取った銀を▲8八銀打と埋められていたらまだまだ難しかったと思います。
▲7四桂が見えているので、後手もゆっくり攻めることができません。
実戦は▲7五香だったために、△7七桂不成▲同桂△8九金と進んで勝ち筋に入りました。
最終手の△8九金が当然の一手ですが、スペースを消しつつ相手玉を近づける寄せの手です。
自玉を見なくてもいいので、こういった無理矢理な攻めが利きます。

チームも5-2で勝ち。
今回の京大は、本当に安定感がありましたね。
一軍戦では考えられない戦いぶりでした。


【王座戦三日目】
<7R vs早稲田大学>
全勝対決で優勝を目指すためにも絶対に負けられないところです。

相手は石橋氏で、富士通杯でも当たった相手です。
戦型は相掛かりになり、先手番ながら後手番チックな指し方を採用しました。

下図は、飛車の横利きを通すために突き捨ててそれに対応された局面です。

2017王座戦7-1

▲2二角成△同銀▲7七桂△5四銀▲8六飛△8四歩と進めましたが、そこで▲7四歩が動きすぎだったかもしれません。
と金ができそうですが、後続が難しいです。
また、損な手順でと金を作ってしまったために、明快に苦しくなってしまいました。

2017王座戦7-2

進んで上図では、▲3四歩とすれば難しかったと思います。
桂交換後には、▲7四歩△同銀▲8六桂や▲8一と△同飛▲5四桂の狙いがあります。
ここで時間がないこともあって、ノータイムで▲7四歩としましたが、△7四同銀▲3三歩と進んだときに、△3一金と引かれる手を軽視していて完全に劣勢に立たされました。
駒が前に出ていることがせめてもの主張なのに、手順に出させるのは頭が悪すぎました。
以下は、順当に押し切られました。

僕が負けているようでは、チームはやばいと思っていましたが、大逆転の将棋もあったようで、奇跡的に4-3で勝利できました。
完全に負けだと思っていたので、チームに助けられました。


<8R vs北海道大学>
戦型は後手番で▲三間飛車vs△向かい飛車の相振り飛車になりました。

2017王座戦8-1

ここで、△8四歩と突いて先手の仕掛けを封じられたので、作戦勝ちを意識しました。
この戦型は昔何局も指しているはずなのですが、あまりこういう発想がなかった気がします。
やはりいろんな経験をしてから見る局面は、景色が違うように思います。
今見てみると当然の手なのですが。
先手には指したい手があまりなく、実戦は▲5六歩と指されましたが、△2六歩から横歩を取って、やや後手よしです。
手堅くまとめられたように思います。

チームはまさかの場面もあったようですが、5-2で勝ち。
全勝で立命戦を迎えることになりました。


最終戦は、会場の都合上、持ち時間が40分から30分に変更。
持ち時間が減ったのは痛かったですが、これも仕方のないことでしょうか。


<9R vs立命館大学>
立命館もここまで全勝だったので、全勝対決の最終決戦となりました。
勝った方が文句なしの優勝です。
個人的には、ここまで全くと言っていいほど、状態の良い集中を保てていなかったので、この対局だけは何とか保ちたいという思いでした。

相手は銭本氏で、幾度となく苦杯を嘗めさせられた相手です。
序盤の数手から、菅井先生がタイトルを奪取された戦型を指されそうな気がして、余計な変化で時間を使うのを嫌ったため、角換わりにしました。
この場合、後手の主張としては、飛車先を伸ばす手を別のところに回せている点だと思います。
実戦は、それを活かすためか、△6四角型を目指されました。

2017王座戦9-1

少し無理気味かもしれない仕掛けを決行したのですが、上図まで進むと先手が成功しています。
上図から、▲2四歩△同歩▲4三角成と進めるのが狙い筋で、△4三同金には▲2四飛が受けにくいです。
実戦は△4三同銀でしたが、▲6三金で角が捕まっています。
玉から遠い▲4八金型の長所で、△4七歩成が手抜きやすいので、こういった攻めが利きます。(▲5八金型だと取られた時に玉に近い。)

自分で言うのもなんですが、今大会の自分では考えられないほど、この対局では冴えに冴えわたっていました。
下図まで読み筋通りに進んでいて、着実に一歩ずつ勝ちに近づいている感触を得ていました。

2017王座戦9-2

4七のと金で4八の金を取られた局面。
駒の損得はないですが、手番が握っているのと自玉が一瞬安全なのが大きく、先手が勝勢です。
ここまでは正確に指せている感触があったのですが、ここでフラフラと▲5五馬と指したのが躓きの始まり。
△3三角とされて完全に焦る展開となりました。
8八の地点まで間接的に利いているので、プレッシャーになっています。
△3三角を防ぐために、▲2四金を詰めろをかけてから▲5五馬と引く組み立てにするべきでした。
▲4四歩などで正確には勝っていますが、思い描いていた勝ち方とは違っていて、かなりパニックになっていました。
実際にはミスをしていないのに、それをミスだと感じてしまい、読みに精細を欠いてしまうという完全な悪循環になってしまいました。

実戦は、▲8二飛△5二歩▲4四金と進んで、もうかなりおかしい雰囲気です。

2017王座戦9-3

進んで、△3三金と合駒をされた局面。
実は金合いされる手をあまり本戦に読んでおらず、何を指せばよいのか分かりませんでした。
実戦は、▲2四歩△3二銀と進んで、▲2三金と指したのが敗着で、△2三同銀▲1一銀△同玉▲2三歩成と進んだときに、飛車を下ろされて即詰みです。
それだけ駒を渡せば詰むやろという感じですが。

▲2三金のところでは、▲4三銀が正解でまだ勝ちだったと思います。
この手も当然読んでいたのですが、先まで読み切るには困難な精神状態でした。
また、下段に落として寄せる構想なら、▲2四歩のところで▲3四金と指し、△3二銀▲2三歩△同銀▲1一銀と指すべきでした。
このとき、後手の持駒に金がないのが大きいです。
これなら、一枚違うので先手玉は詰みません。
金合いをあまり読んでいなかったので、下段に落とす順を掘り下げていなかったのが不運でした。

感想戦が一通り済んで、立命館の方が4-3と言っていたのを聞いて、愕然としました。
この一年、満足のいく将棋が指せない中で、珍しく理想的な将棋を最後の方まで指せていたのに、それを落として優勝を逃したのか、と。
勝負とは時に非情なもので、仕方がないと割り切るしかないのですが、この負けはかなり堪えました。

京大は昨年と同じく準優勝に終わりました。


【王座戦を終えて】

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王座戦に向けて

主将の林です。
ほぼ名前だけの存在となりつつありますが。
抜け殻になって生産性のない日々を送っているので、日記でも書いてみようと思います。

最近、部内ではメーリスの黒歴史(?)が話題に上っている気がしますが、僕自身も夜遅くに音楽系サークルのメーリスに対して王座戦の連絡事項を誤送信した記憶がありますね。
まあ、それは笑い話で済んだのでよかったですが。


さて、既報の通り、王座戦の出場権を辛うじて獲得することができました。
一軍戦と第二代表決定戦を簡単に振り返ろうかなと思います。

一軍戦の京大は、全体的に不調だったなというイメージですね。
学業面での疲れが将棋にも出てしまっている気がいました。
まあ、かく言う僕もその一人ですが・・・
個人的に今回は久々に振り飛車を指すかあと思って採用したのですが、全然捌けなくて溜め息が止まりませんでした。
昔はどうやって捌いてたんだろうか・・・
二日目に関しては、体調も管理できていなかったのが反省点でした。
体調崩すと辛いので、皆さん体調管理はしっかりと。

初日に阪大に負けてしまったので、3位で第二代表決定戦に回ることになりました。
大学に入ってからは、3位は初めてな気がしますね。


第二代表決定戦は、一軍戦から二週間後でした。
別のサークルにも参加している身としては、学祭の時期と被っていたのが、地味に痛かったです。
(さらに、三日後に卒論中間発表が控えていたという点も・・・)

オーダーは、交換のときに「あれ?」と思いましたが、一軍戦のときより阪大の柱が一人増えている勘定なので、厳しい戦いになるかなと思いました。
僕は、直近の個人戦で敗れた相手と対峙しました。
中盤の入り口で2回ほどうっかりして、苦しい形勢が続きました。
1時間以上ずっと投了したかったので、本当に辛い対局でした。

局面図は、そういった思いを抱いたまま指して迎えた局面です。
(僕が後手)
2三の金を歩で取られた手に、1二の玉で△同玉と応じた局面です。

2017第二代表

ここで、▲7五金か▲7五歩で負けかなと思っていました。
それらの手に対して、適当な手がありません。

実戦は、▲8六金と指されて、これはきたと思いました。
というのも、△6五銀~△7六銀という筋もあり、先手玉はかなり危ないように見えたからです。
▲8六金以下は、△6五銀▲7七玉△7六銀▲8八玉△8七歩で寄り筋となりました。
対局中は読み切れていませんでしたが、手順中△7六銀に▲同金なら、△8八銀▲6八玉△4八竜で後手の勝ち筋に入ります。
いい練習になると思うので、考えてみてください。

チームとしては4勝3敗で、そのうちの一勝がこれかと思うと、相当肝を冷やしました。
対局中、僕が負けてもチームとしては勝てるかもしれないと思って、何度も投了してしまいそうになったので、そういった面でも危なかったです。


かくして、何とか王座戦の出場権を得ることができました。
今回の京大は、不調の波が大きいと思われる人が多く、全国出場も叶わないかもしれないと思っていたので、本当に良かったです。
代表を取るということは、大変なことだなと改めて実感しました。
幸運にも王座戦に出られることになったので、その日まで棋力向上に励みましょう。
将棋以外のボドゲは控えましょうね。

富士通杯記

こんちゃーす。あーっす。どもでーす。(←完全なパクリ)


名目上主将の林です。
富士通杯後の用事を終え、ようやく時間にゆとりを持てます。
まあ、用事の方は惨憺たるもので、精神的にくるものがありますが…
とりあえず、久々に大会記でも書きます。
いつも通り、かなりの長文になってしまいましたが。

あと、富士通杯に来られていたので直接言えましたが、古森新四段おめでとうございます。
昔から知ってる人がプロになるのは喜ばしいことです。



今回の富士通杯は、チーム成績8勝1敗で準優勝でした。
前回の王座戦と同じく、関西勢ワンツーフィニッシュでした。
また準優勝でしたが、立命館は遠いですね…



京大は2年ぶりの出場。
今回のオーダーは後輩に任せていました。
結構うまくいっていたのではないかと思うので、良かったと思います。
ありがとう。

また、個人的には将棋をする時間が明らかに激減していて、大丈夫かなという一抹の不安はありましたが、一軍戦とかは何とかなってるし、いいかと思ってました。
まあ、この不安はいきなり的中するわけですが…

富士通杯の方は、開会直後から他大のエース格が不在のところがあるということが判明して、波乱の幕開けでした。
(だと個人的には思っていました。)

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王座戦記② ~王座戦とこれから~

いよいよ待ちに待った王座戦。

【一日目】
<1R vs東北大>
初戦の相手は東北大学。
初戦に関しては、オーダーは直前に分からないので、完全に運ですね。

いきなり相手のおそらく一番手と対峙することに。(他大の戦力を把握しきれていないという意味で、おそらく)
一手損角換わりで、好奇心から腰掛け銀▲4八金型を採用しましたが、さすがに準備不足でした。
人間的には怪しくできたはずですが、押し切られました。(ソフト的にはそうでもなかったようですが)
いきなり全勝チャレンジができなくなって、個人的には若干萎えてました。
あと、両隣の雰囲気から、僕が負けるとやばいかと思っていましたが、チームは4-3で辛勝。
チームとしては幸先がよかったです。


<2R vs岡山大>
戦型は再び角換わり腰掛け銀に。
手なりで攻めてしまい、若干形勢を損ねてしまった気がしますが、相手のミスに付け込んで、攻め切ることができました。
轟さんも王座戦初勝利をあげられていてよかったです。
チームも6-1で勝ち。


<3R vs東京大>
僕が京大に入ってから、ここには勝ててないんじゃないですかね。
因縁の対決とでも言いましょうか。
オーダーは相手の予想通りらしいですが、まあ勝負できなくはないかと思いました。
戦力分析ができていなかったからかもしれませんが。

またしてもおそらく一番手で、戦型は三度角換わりに。
またかよと思っていたら、不用意な駒組みで形を決めざるを得ませんでした。
その後も小ミスを重ねて、徐々に形勢を損ねていきました。
一度かなり嫌味をつけられる勝負手があったのですが、最善ではないと思い断念。
ただ、最善手と勝負手って違うものですから、最善ではないと思っても勝負手は指すべきですね。
以下はいいところがなく完敗。

ただ、チームは4-3で辛勝。
ようやく東大にチームとして勝てました。
チームが勝った後にインタビューを求められた気がしますが、個人で負けたショックであまり受け答えができなかったような・・・(笑)


一日目の個人成績は1-2で、非常に冴えませんでした。
ただ、チームは3-0と幸先の良い出だしでした。
酷い個人成績のせいでやけ食いをしてしまいましたね。(笑)



【二日目】
昨年の結果の影響で5位に入ったこともあり、強豪校との連戦という意味でこの日が一番の山場です。
まあ、全国大会なので、どこも厳しいですが、特にですね。


<4R vs日本大>
関東第一代表を取った手強い相手。
ここでの勝敗が今後に大きく関わるものだと思いました。
事前に戦力などはあまり分からなかったので、富士通杯に観戦に行っていて情報のある長屋さんに助けてもらいました。
まあ、オーダーは若干ずれましたが、いずれにせよ僕が勝たないと勝負にならないと思いました。

戦型は居飛穴vsノマ三で、自信のある展開ではなく、なんとか千日手に。
指し直し局は、先手中飛車に対して、千日手含みの戦型を選択してしまい、何をしているんだと思っていました。
(千日手2回は引きわけで、0.5-0.5)
ただ、実際はそうはならず、最終的にノーマル振り飛車vs銀冠穴熊の展開に。
そのことに安心したのか、攻め込まれて見た目は劣勢に。
ただ、読みを入れていくと、具体的にこちらがどうやって悪くなるかが見えなかったので、戦えるのではないかと思っていました。
実際、評価値は互角以上だった気がします。
相手の暴発気味な攻めがあり、反撃に転じて勝ちになりました。
持ち駒が一枚でも多ければこちらが負けていたので、その辺はツキがありました。

チームは4-3で勝利、勝利打点を上げられてほっとしました。
ただ、柱が何人か敗れていたので、不安を感じていました。
京大生はメンタルがあまり強くないと思うので。
そして、この日の一番の山場を迎えることに・・・

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王座戦記① ~王座戦に至るまで~

こんにちは、主将の林です。
みなさん王座戦お疲れさまでした。
去年のようなこともあり得ると思っていたので、準優勝という結果は、素直に嬉しいです。
個人成績6勝3敗というのは、目標より下回っていて、何とも言い難い成績でしたが、準優勝に導けてよかったです。
選手はもちろんのこと、応援に駆けつけてくださった方々もありがとうございました。

さて、宣言してしまったので、王座戦記を書きます。
2016年の締めくくりの意味もあるので、ある程度一年振り返りながらという感じで書きたいと思います。
書き上げてみると、かなり長かったので分割しますが。


まずは前期。
まあ、今だから言えますけど、とても全国大会に行けるような雰囲気ではなかったですね。
頼りにしていた上回生方が抜けて、新体制で臨むというのに、部内では将棋以外のボードゲームが盛んでした。
ボードゲームにはあまり参加していなかったので、いつ頃までその状況が続いていたかというのは記憶にないですが。
他にも様々な要因があったはずですが、あまり覚えていません。
京大が今まで全国大会に出場できていたのは、層の厚さがあったからだと思います。
先輩方が抜けると、必然的に層は薄くなります。
それなのに、こんな状態で全国に行けるのかと。
そういう思いは常に持っていたのですが、放っておくことにしました。
というのも、直前になって僕が口を出して全国に行けたとしても、遊んでたりしてもやっぱり京大はなんやかんやで全国に行けるんだという考えが、部員たちに浸透してしまうかもしれません。
そういったことの方が今後に悪影響をもたらすものだと思ったからです。
とは言え、気分転換は大事なので、遊ぶこと自体を否定するつもりはありませんが。
まあ、オーダーも人任せにしたり、あまり仕事をしてなかったので、こんなこと言える立場か分かりませんけど。
結局のところ、富士通杯の出場は逃しました。
ただ、京大将棋部にとっては、いい経験になったのではないかと思います。

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