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新人戦記

初めまして、一回の藤島です。
新人戦で優勝したので自戦記を書かせてもらいます。
あまり長々書いても汚らしいだけなので決勝の将棋だけ振り返ります。

決勝の相手は千野さんでした。棋力的にも相性的にも正直かなり嫌な相手でした。中飛車を指してくるのはわかっていたので普段なら一直線穴熊をさそうと思っていたはずですが、相手が穴熊戦を得意としているのを知っていたので作戦変更しました。

そしてこのザマである。(後手が僕です)
指したこともない相中飛車を指していました。元々は振り飛車党なのですが中飛車の経験はなく、こんな形の将棋を指すとは夢にも思ってませんでした。言い訳になってしまいますが、今大会で僕は先手をもらった記憶がありません。決勝くらい先手を引くだろうと思っていたので、後手を引いた瞬間パニックになっていました。
バランスをとって指そうとはしていましたが、この時点でかなりの作戦負けでした。
持ち時間が20分秒読み30秒だったこともあって見逃してもらえたのはかなり運がよかったかなと思います。

かなり進んでこちらが△15歩と仕掛けた場面。ここまでくるとこちらがかなり指しやすくなった印象です。以下▲同歩△17歩▲同香△25桂▲36金△17桂成▲同玉△15香▲26玉△28歩と進み、こちらの指し手は完璧とは到底言えないものでしたが、なんとか押し切って勝つことができました。30秒将棋の中で勝ち切れたことだけはよくやったなと自分でも思っています。

やっぱり短いので自分語りします笑
僕は大学に入ってから居飛車を指し始めました。将棋を始めてから振り飛車以外指したことがなかったので僕からすれば大きな挑戦です。今までにないほど棋譜を並べて半年弱、やっと居飛車の感覚が身についてきた印象です。決勝の将棋はアレですが、今大会では今までの努力が実ったのではないかと思っています。(早すぎる気はしますが)
ただ、僕と将棋を指していただいた上回生の方々がいなければ今回の結果は絶対にありませんでした。本当にありがとうございました。まだまだ勝負にならないですがこれからもご指導の程よろしくお願いします。

綺麗に〆るのは性に合いませんね。ムズムズします。
部員紹介に書いていただきましたが、映画デートは許しません。と、いうのも決勝戦が行われている最中、会場である大阪市立大学のカップルが教室の前で楽しそうに映画デートの話をしていたのです!思わず対局中に舌打ちをしてしまいました。中高と男子校で将棋だけやってきた僕にはとても辛いものがありました。今回の優勝を祝ってくれる女の人がいればどれだけ良かったか。ため息をつきながら深まってきた秋の夜空を寂しく眺めて暮らしています。
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中飛車とわたし

 そろそろ日記書けという周囲からのプレッシャーに耐えかねて渋々筆を執りました、四回生の村上です。またまた立命館に負けて優勝を逃してしまいあまり気が乗らないのですが、僕にとって最後の富士通杯なので振り返っておこうと思います(タイトルに特に意味はありません)。感じたことを目に見える形で残すのは大変意義のあること、とはやっしーも言っていましたからね。書くしかない。
 昨年の春の第二代表決定戦で戦犯を食らい京大が富士通杯出場を逃した悲劇から早いものでもう一年、今年は代表を獲得することができました。8月上旬に院試を控えていたため第二代表決定戦の後は1か月くらい将棋に触れていませんでしたが、8月後半の研究会が良い調整となりまずまずの状態で本番を迎えることができたと思います。久しぶりに24を再開し、毎日詰め将棋を解く習慣をつけました。9月に入るとあっという間に本番を迎えました。
 今回のメンバー8人は一、二、三回生が1人ずつ、四回生が3人で五回生が2人というフレッシュな顔触れ。平均回生3.5はかなり若いですね(四、五回生ばかり出ていたので他大から見ると全く若くなかったらしい)。オーダーを見たところ、僕はほとんど大将で出ることになりそう。僕は対局後に棋譜を思い出すのが苦手なのですが、大将戦は記録係が棋譜を取ってくれるため願ったり叶ったりです。



<一回戦 北海道大学>

初戦はエース大澤さん率いる北海道大学と。僕の相手は長田さん。一昨年の王座戦でも指したことのある方でした。
僕先手で始まった将棋はこちらの先手中飛車に対してあちらは居飛車で左美濃に。こちらが序盤で5筋の歩を交換したのが良くなく、中央を抑えられあまり自信のない展開となりました。



こちらが▲56歩と合わせたのに対して△52飛とまわられた局面。当初は▲75歩△同歩▲55歩△同銀▲56歩△66銀▲同銀△同角▲55銀、を本線に読んでいましたがそこで△同飛▲同歩△48銀や△同角▲同歩△76歩くらいで自信がないので予定変更で▲57角と上がりました。特に狙いのない一手で、相手に動いてもらおうという発想です。以下△65歩▲同歩△同桂▲同桂△同銀▲55歩と進み次図。



ここでは△同角を予想していて、以下▲66歩に対して①△56歩▲79角△66銀▲56銀△82角や②△54銀▲68角といった変化でやや不満なものの大変な勝負かと思っていましたが本譜は△同飛。これが疑問手で、以下▲66歩に対して△54銀と引くと飛車が窮屈なため△56銀とぶつけてきましたが▲同銀△同飛▲45銀△57飛成▲同飛△66角▲67金と進み、ここで初めて優位を意識しました。



以下△99角成▲61飛△62歩に対して▲26桂が厳しい一手で、52に歩を垂らす手が残っているため後手は受けが難しくなり寄せきることができました。

序盤があまりに冴えなかったものの、とりあえず白星スタートで一安心。

<二回戦 名城大学>

僕の相手は久野さん。二回生のときに西日本大会で対局したことがあり、そのときは惨敗を喫したため明日以降に弾みをつけるためにもリベンジしておきたいところ。対局開始直前に久野さんから「中飛車ですよね?」と笑顔で言われ痺れました。なんで知ってるんだろう。僕先手だったので迷わず初手▲56歩。以下は相振り飛車に。



こちらが交換した角を66に設置した局面。形勢はまだ互角ですが、後手が高美濃に組んでいるため飛車の横効きで8,9筋を受けづらく後手よりも早く端から仕掛けられそうなため後手が神経を使う展開になり大きく時間差をつけることに成功。しばらくしてこちらが端から仕掛けて次図。



▲93歩と打った局面。ここで△同桂と取ったのが危険で、代えて△45銀ならほぼ互角だったと思います。本譜は△同桂に▲94香△92歩▲93香成△同歩▲75桂と進み、35で銀をぶつける手が残っているため攻めがつながり有利となりました。以下△74金▲35銀△45桂▲46角△35銀▲同角△34飛▲53角成△36歩▲同歩△75金▲同歩と進んで次図。



ここで△52銀打と受けられていたらこちらが有利ながらもまだ大変な局面でした。実戦は△24桂▲25銀と進み優勢に。以下は秒に追われた相手にミスが出たこともあり押し切ることができました。

チームは宮越さんが大村さんに勝つ活躍もあり望外の5-0。気分よく初日を終えられました。

<三回戦 山形大学>

二日目の初戦は東北大学に勝って代表を獲得してきた山形大学。初対戦でデータもほとんどない一戦です。僕の相手は小野寺さん。将棋は僕後手で相振り飛車に。



▲45歩に対して△53角と引いた局面。ここで▲65銀とぶつけられる手を軽視していて少し焦りました。朝早くの対局でまだ頭は半分寝ていましたがここで一気に目が覚めました。幸い局面は難しく、以下△42金に対して▲54銀と出づらい(△35角と逃げられて54の銀が危ない)ため▲64銀△同角と進みました。



ここでは▲65銀と打たれる手を予想していて、以下△75角▲76飛△53角▲54銀で難解な形勢と思っていました。後手は角を64に逃げるか35に逃げるか悩ましいところです。本譜は▲26飛といきなりぶつけてこられ、全く予想していなかったのでかなり驚きましたがこれが疑問手で一気に形勢が後手に傾きました。△同飛▲同歩△79飛と進むと桂が拾えそうなうえに27が空いていて64の角も絶好の位置です。以下は十数手で終局となりました。

チームは珍しい反則をした人がいたものの3-2で勝利。ベテランのチームワークを発揮しました。

<四回戦 金沢大学>

この日は午前に二局というなかなかハードなスケジュール。エースの西澤さんがなぜかいない金沢大学と。ここで一回生の佐藤くんが初出場。僕の相手は竹田さん。僕先手で▲56歩と突くと後手は△62銀。そういえば英春流やってくる人が多い大学だった。



ウォーズで何回かやられて困ったけどあまり対策してないなー、という進行に。この局面は後手からの△25歩~△24銀~△15歩が早く、既に先手としては作戦失敗気味です。以下▲66銀△25歩▲55銀△72金▲77桂△24銀▲86角と進みましたがやはりそこで△15歩と仕掛けられました。▲同歩△同銀は収拾がつかなくなると判断し▲64銀から端を詰められるのを甘受しましたがやはり苦しい進行。数手進んで次図。



▲27歩と受けた局面。ここでは△17歩成▲同歩△同銀成と踏み込まれるとかなり苦しかったと思います。先手は28玉型の美濃に囲っているのが完全に裏目に出ていてひどい。実戦は△35銀引▲同銀△同歩▲45銀△33銀打▲44銀△同銀▲45銀から千日手に。実は▲44銀に対して△同歩とされると一歩損で局面が収まってしまいそうでなにを指せば良いか全くわかっておらず実際苦しかったようですが、感想戦で聞いてみたところこの局面で相手は既に秒読み、大してこちらは13分ほど残していたため千日手にしたそうです(指し直しにすれば10分追加される)。

指し直し局もやや変則的な出だしに。こちらがペースを飛ばし過ぎたこともありまたも作戦負けの序盤となりました。



▲86角に対して△64歩と突いた局面。ここで▲77桂△66角▲65歩と進められると苦しかったようです。実戦は▲45銀△同金▲52飛成△同金▲45歩と進み形勢を持ち直しました。



ここで△67飛と打ったのですがこれがやや疑問で代えて△56歩と垂らすのが優りました。△67飛に対しては▲59飛という切り返しがあり、以下△58歩▲同金左△87飛成▲77角と進むと先の長い難解な将棋です。実戦は△67飛に対して先手が▲58銀と引いたため△87飛成から桂を拾うことができ攻め合い勝ちとなりました。

<五回戦 日本大学>

午後の一局目は実力者の揃う日本大学と。僕の相手は大井手さん。将棋は僕後手で相振り飛車に。



指す手が難しい局面。ここでは△69角▲88飛△54金、とし次に△45歩からの攻めを見せるのが良かったようです。本譜は単に△54金と上がったため▲75歩からの仕掛けを誘発してしまいました。以下端から攻められて次図。



▲96飛と寄った局面。ややペースを握られていますが、ここでは△85歩▲84歩△同銀▲92歩成△83玉と進めればまだアヤがありました。本譜は△78角と打ちましたが、これが敗着。▲92歩成△同香▲同香成△同銀▲同飛成△同玉▲74角で後手玉は寄っていて将棋はおしまいです。対局中は▲同飛成が全く見えておらず指された瞬間も「むむっ、なんだこれは」という感じだったので全くダメですね。この将棋は良いところがありませんでした。受けるときは攻めるときの5分の1くらいしか手が見えていない気がするので、今後は受ける展開になったら相手の後ろに回って考えた方が良いかもしれません。

個人の連勝がここでストップしてしまったものの、チームは3-2で勝利し全勝をキープ。

<六回戦 福岡大学>

長かった二日目もようやく最終局。前局で連勝が途絶え、またチーム内にも全勝者がいなくなってしまったこともありかなり気落ちしていたのですが、ここで連敗すると最終日に響くと思い改めて集中して指すことを心掛けました。ここで京大の秘密兵器ばやしこが初登板。というわけで、僕は副将で出たので棋譜は残っていません。文字だけで振り返ります。僕の相手は飲み会のエース佐伯さん。どじょうすくいに定評のある方です(今回の飲み会でもやっていましたね)。

将棋は僕先手で先手中飛車に対して引き角で対抗されました。中盤、こちらがやや有利な局面で25分くらい長考され驚きましたがさすがに時間差が大きく将棋は快勝に。チームも5-0で勝利し二日目までを全勝で乗り切ることができました。この時点で全勝校は京大と立命館の二校に。

<七回戦 早稲田大学>

いよいよ最終日。この日は午前に早稲田、立命館と連続で当たるので朝から気を引き締めて臨みました。ここで勝てば立命館との全勝対決が実現するのでなんとしても勝ちたいところ。僕の相手は樋園さん。僕先手で戦型はこちらの中飛車に対して相手は一直線穴熊を選択し相穴熊に。



手堅く囲うことができ作戦勝ちの序盤に。図は△95歩と仕掛けられた局面。本譜は▲85桂と跳ねたのですが、これが作戦勝ちをふいにする一手で、代えて素直に▲同歩が優りました。△同香▲96歩△同香▲同香△95歩の局面がよくわからず選ばなかったのですが、そこで▲65桂△96歩▲66飛と進めて優位を拡大できたようです。▲85桂以下は、端の突破を目指す後手に対して先手は角を37に転換し中央から攻めていきました。



先手が46の銀を55に繰り出した局面。ここで△98とと指されましたが代えて△42角として▲64銀を防いでおくのが優りました。先手はそこで▲73歩と垂らすくらいですがこれは難解な攻め合いです。本譜は先に大駒を成りこみ優勢に。



△58成香とされた局面。ここで▲59歩と打ったのですがこれが疑問手で対して△49成香とされる手をうっかりしていてかえって相手からの攻めを速めてしまいました。この局面は単に▲35歩と突くのが正着で攻め合い勝ちが見込めました。



しばらく進んだ局面。既にお互いに秒読みに入っています。双方の玉に火が付いている局面ですがここで▲39金△同成香▲32竜と踏み込めば勝勢でした。この手は▲21竜△同玉▲32銀△同玉▲43銀以下の詰めろですが対局中は▲32竜に対して△31金と受けられた局面がよくわからず断念しました。実際は△31金に対して▲同竜△同銀▲23銀として勝勢だったようです。本譜はこの局面で▲37桂と手を戻しましたが△31歩と受けられて後手玉もすぐには寄らない形に。以下▲78歩△同竜▲66歩、としたのが77の馬の利きを遮りつつ45の馬を相手の竜に当てる好手順でギャラリーも思わず感心、と思いながら指していたのですが実はそんなに良い手ではなかったようで代えて▲29金打としっかり受けるのが正解でした。実戦は▲66歩に△28銀成▲同玉△48成香▲同金△同竜▲38金△59竜と進行。



途中の△48成香が悪手で、ここでは先手に大きなチャンスがきています。ここで▲33香と指したのですが、代えて▲23香と打ち込めば先手は銀を一枚までなら渡せる玉形なのではっきり勝ちでした。実戦は▲33香に△66馬▲32香成△同歩▲同竜△31香と進行。



最後の△31香がミスで再び先手にチャンスがきました。ここでは▲23銀と打てば先手勝勢でした。対して△32香には▲12銀成以下の詰みがあり、このことには気づいていたのですが▲23銀△同銀▲同竜△22金の局面に自信がなく断念しました。実際は▲23銀△同銀に▲33金で後手玉に必至がかかるので勝ちです。40秒将棋になってからは全く手が読めてませんね・・・。本譜は▲同竜△同銀▲33歩成△同桂▲23香と進めましたがそこで△29飛▲17玉△21金と冷静に受けられて先手が足りない形に。以下▲同香成△同玉に▲23馬としましたが△22金▲41馬△35桂と進み敗勢になりました。▲23馬では▲34馬として詰めろをかけておくのが正解で、これなら△22金と当てて受けられないので難解でした。以下▲28金打△27桂成▲同金左と進み次図。



ここでは△15歩と突かれたらはっきり負けだと思っていました。▲同歩でも▲29金でも手順に41の馬を抜かれそうで、そうなるとこちらは勝ち目がありません。実戦は△32銀打▲31馬△同玉▲29金△同竜▲34桂と進み、悪いながらも逆転する可能性のある局面になりました。



逆転する可能性がある、と威勢よく書いてはみたものの、結論から言うとこの局面で△27竜▲同玉△36金以下先手玉は詰んでいます。ただ、持ち駒の香まで使い切っての詰みでありお互いに秒読みで読み切れなかったのはやむを得ないかと思います。実戦は▲34桂に△41香と受けられたので▲51飛と打って下駄を預けました。そこで△27竜ではなく△25桂以下の詰み筋がこちらに生じていた(あとでソフトにかけたときに発覚した)のですが、お互いに△27竜以下の変化を読んでいたようです。△27竜▲同玉△36金▲同玉△35歩▲同玉△62角▲53金という読みでしたが、これは秒読みではどちらが勝つかわからないですね。実戦は▲51飛に△44馬だったため、▲42銀から詰まして勝ちになりました。

結果は幸いしたものの、終盤は相穴熊の下手くそさを存分に発揮してしまいました。差を広げて勝とうとする棋風なので一手差になりやすい相穴熊は向いてないのですかね。ただ、今大会で最も集中して指せた将棋であり内容には満足しています。チームも4-1で大きな勝利。最高の状態で立命戦を迎えることになりました。

<八回戦 立命館大学>

いよいよ立命館との全勝対決。勝った方が大きく優勝に近づく大一番です。当たりは、立命館のエース長森さんがいないこともありこちらにもかなりチャンスはあるという印象。僕の相手は阿部さん。昨年の王座戦で負かされている相手です。将棋は僕後手で相振り飛車に。



▲94歩と早めに仕掛けられた局面。意表を突かれましたが、やや無理気味だったようです。△同歩▲93歩△同香▲97桂△95歩▲75歩△64銀▲85桂△94香と進み受ける展開に。以下、自然に対応して有利に。



先手が角切りの猛攻を仕掛けてきたところ。ここで単に△65角と指したのですが、代えて①△76歩▲同香△同銀▲同飛△65角や②31角が優りました。①は局後に相手から指摘された手順で、全く見えていませんでした。実戦は△65角に▲75香△74歩▲41銀と進みました。



ここで△42飛▲32銀成△同飛▲23飛成△52飛と進めましたが、そこで▲53金と打たれる手を軽視していて、先手に攻めを繋げられてしまいました。戻って△42飛では△75歩▲52銀成△同金と進めるのが局後に勝又先生に指摘された手順で、対局中は41や61が空いている状態で飛車を渡すことを不安に思い精査しなかったのですがこちらの方がはるかに優りました。結果的にこの△42飛が敗着となり、以下は粘ったものの正確に指されて一手負けとなりました。

これはもしかして戦犯になってしまったか、と思いながら結果を聞くとまさかの0-5で完封負け。一軍戦でもよく負けていますがスイープ負けは記憶にないのでショックでした。実力差以上に負けたな、というのが率直な感想で立命館の勝負強さを見せつけられる結果となりました。

<九回戦 岡山大学>

ついに最終戦。この時点で立命館が優勝を決めていて、放心状態で迎えることになってしまいました。僕の相手は藤井さん。羽仁さんと並ぶ岡山大学のエースです。将棋はこちらのゴキ中に対して居飛車は角を交換して▲88銀から矢倉風に囲う、ウォーズで2016Ponaが指していた作戦を採用。飛車を2筋に転換し桂ポンを決行したところ▲同飛△24歩に▲85飛と対応されました。



▲85飛が全く予想していなかった一手でしたが、この局面では疑問手だったようです。以下△28角から桂香を拾い有利になりました。



先手が自陣の銀を繰り出してきた局面。本譜は△55歩▲77桂△35桂とし29の馬を自陣に利かせようとしたのですが、センスのない手順で形勢を損ねました。代えて△94歩▲同歩△82玉と進めるのが優り、対局中もそこで▲93歩成とされたときの対応をひたすら読んでいたのですがはっきりとした自信が持てず指せませんでした。▲93歩成に対しては①△同桂から得した桂を81に打って丁寧に受ける②△同香として▲同香成△同玉▲99香△82玉▲91角△71玉▲92香成△62玉と左辺に逃げだす、のいずれでも後手の指せる将棋でした。本譜は94の桂を外すタイミングを逃し、35に打った桂も取られて攻めに使われおかしなことに。



少し進んだ局面。ここで投了したのですが、実は△62金という受けがありまだ難しい将棋でした(62金は局後にソフトに指摘された手で、唯一の受け。評価値は-400くらいだった。他の手だと明快に負け)。実はこの局面の数手前にこちらの玉に必至がかかる手順があり、対局中にも気付いていて必至に至る最初の手を指されたら投了するつもりでした。実戦では相手がその手順を見送ったものの、投了する覚悟を決めたところで読むのをほとんどやめてしまい粘りを欠いてしまいました。

短手数で残念な負け方をしてしまいましたがチームは3-2で勝利し京大は準優勝となりました。



ふう、やっと自戦記が終わった。長かった・・・。総括は以前の記事ではやっしーがやってくれているのでここからは富士通後に思ったことをそこはかとなくと書き連ねていきます。

 まずはたくさん勝ってくれたメンバーたちに感謝を。特に僕と同世代には強い人が多く、横で指していてとても安心感がありました。ほっそーはもっと出ても良い実力だと思っているので秋の活躍に期待。ばやしこはオーダーを担当していましたが、今回はかなり上手くいっていたのではないかと思います。お疲れ様でした。ただ、研究会で好成績を残していたのに一局しか出なかったのは遠慮しすぎだと思う。図々しさを身に着けてさらに強くなって欲しい。佐藤くんは一局だけの出場となり悔しさもあると思うけど、一回生で全国大会のメンバーに入るのは簡単なことではないので自信をもって欲しい。新人戦がんばってください。
 次に、個人の成績について。6-3という結果は王座戦のときと同じで、可もなく不可もなくといったところ。内容は、王座戦のときよりも安定していたのではないかと思います。王座戦は詰み逃しで負けた将棋が2局もあったので。
 そういえば初日と最終日はだいてつが応援に来てくれていましたね。いつも通り乃木坂のTシャツを着ていてほっこりしました。遠いところわざわざありがとう。
 全国大会という舞台で将棋を指すことには、一軍戦では得られない充実感があるので今回メンバーに入れなかった人は次の機会にはぜひメンバー入りを目指して欲しい。特に、これから強くなりたいと思っている人にとっては富士通杯や王座戦で指すことはモチベーションを上げる最高のきっかけとなるでしょう。全国の人と将棋が指せること、そして(最終日の飲み会などで)交流が持てることは大学将棋の醍醐味の一つだと思います。

 初日記なので面白いことを書きたいと思っていましたがやたら長い自戦記とありふれた文章に終始してしまいました。面白い日記は、初日終了後に「明日も全勝したら全勝賞もらうときのスピーチで披露する漫才のネタ合わせしよう」と提案してきた河合くんと山形大学戦で珍プレーを見せた宮越さんに譲ることにして筆をおきます。



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アマ名人戦記3

 どうも。最高の同期です。まぁ全然同期いないんで。
 こないだ上映会やるとかいうラインきましたね。私はひめたんが誰なのか未だに分かりません。ワンチャンだいてつの妄想と踏んでる。あと部のラインに流すのがどうとかは私はまったくどうでもいいです。
 ところで、中飛車とたわしって何なの。

 あと公式からアマ名人戦記出ました。
 そーだいさんにイケメンに撮っていただきましたが、実物はもっとアレです。そーだいさん、またラーメン行きましょう。


 今週も元気になめさんを dis っていくわけですが、大会からまもなく一ヶ月が経とうとしており、記憶を頼りに書いているためそろそろ棋譜を忘れそうです。前回の遠藤戦もどこか手順前後している可能性があります。
 次の日記が出なかったら横山戦は忘れたんだと思ってください。

 さて、準々決勝の相手は東京の望月さん。初手合で、元三段の方という以外ほとんど予断がありませんでしたが、予選を観ていた限りではオーソドックスな居飛車党という印象でした。私との対局も角換わりに。

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 ここで手拍子で▲79玉としましたが、△65桂が成立していた可能性があります。△39角があるため▲88銀とは引けず、▲68銀はしばらく一方的に攻勢を取られる展開を覚悟する必要があります。▲66銀△54銀▲45桂△44銀という展開が穏当ですが、これは▲79玉がプラスになっておらず、将来の手詰まりも懸念事項になります。
 実戦は▲79玉に△54銀▲47金△31玉▲66歩と進行し、最近ときどき見る形に合流しました。この駒組みを目指すなら、図で▲47金を優先させるのが正しいです。

 ▲47金に△65歩と仕掛けた局面は前例が(当時 2 局)ありました。一例として、以下▲35歩△同歩▲45桂△34銀▲65歩に△44歩と△44角に分岐します(ただしこの時点で後者はまだ指されていない)。
 個人的に経験もある形だったので、こうなるものとしてその先を考えていましたが、実戦は▲47金に△42玉と変化されました。ただしこの手も一考したことはあり、やや危険として退けたはずでした。何故なら▲66歩型のため、▲45桂から一歩入手して▲75歩で相当手が続くためです。実戦も小考のち▲45桂を決行しました。△42玉の瞬間なら△42銀と引けず、▲66角と打てない点がマイナスになることもありません。また△44銀なら飛車先を切っておいて▲25角などを狙えます。
 ちなみに△54銀が△54歩に代わっている局面を最近指しましたが、やはり▲45桂△22銀▲26角から指しやすくなりました。ケースバイケースですが、▲66歩型は△42銀がクリアできれば▲45桂が成立します。

 本局は▲45桂に△22銀▲24歩△同歩▲75歩△同歩▲24飛△41角▲34飛△23銀と進行。▲75歩を入れない手順も有力です。なお△41角で△63銀なら▲74歩△同歩▲34飛△63銀▲74歩が一例で潰れます。
 ここで▲35飛として、▲22歩△同金▲74歩△同角▲53桂成△同金▲75飛などを含みにするのは十分有力です。やや悩みましたが、実戦は▲54飛△同歩▲35角とさらに激しくいきました。以下△29飛▲88玉△86歩▲同銀(▲同歩が優った)△63金▲72銀△34歩▲24歩△12銀と進行。

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 これは▲24歩が一発入るのでさすがに決まるだろうと思っていたら、存外難しい局面でした。このとき私は 10 分強残しており、すべて投与しましたが正解を指せませんでした(望月さんは△29飛あたりからすでに秒読みです)。
  正解は▲81銀不成△35歩▲74歩△同金▲62飛。敢えて近づけて打つ手が見えませんでした。△31玉なら▲53桂不成で角が詰むところが重要です。この手順は局後に望月さんに指摘されました。

 これを逃して混戦、むしろやや不利くらいの展開が延々続くことになります。
 勝負どころをすべて挙げると記事 3 つ分くらいになってしまうので、印象的だった箇所を一つだけ。実戦ではなく水面下に現れていた局面ですが。
 次図で何を指すか、考えてください。

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富士通杯記

こんちゃーす。あーっす。どもでーす。(←完全なパクリ)


名目上主将の林です。
富士通杯後の用事を終え、ようやく時間にゆとりを持てます。
まあ、用事の方は惨憺たるもので、精神的にくるものがありますが…
とりあえず、久々に大会記でも書きます。
いつも通り、かなりの長文になってしまいましたが。

あと、富士通杯に来られていたので直接言えましたが、古森新四段おめでとうございます。
昔から知ってる人がプロになるのは喜ばしいことです。



今回の富士通杯は、チーム成績8勝1敗で準優勝でした。
前回の王座戦と同じく、関西勢ワンツーフィニッシュでした。
また準優勝でしたが、立命館は遠いですね…



京大は2年ぶりの出場。
今回のオーダーは後輩に任せていました。
結構うまくいっていたのではないかと思うので、良かったと思います。
ありがとう。

また、個人的には将棋をする時間が明らかに激減していて、大丈夫かなという一抹の不安はありましたが、一軍戦とかは何とかなってるし、いいかと思ってました。
まあ、この不安はいきなり的中するわけですが…

富士通杯の方は、開会直後から他大のエース格が不在のところがあるということが判明して、波乱の幕開けでした。
(だと個人的には思っていました。)

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アマ名人戦記2

 富士通杯行った人たちはおつかれさまでした。準優勝は立派な成績です。日記書きましょう。
 それから私信ですが、古森新四段おめでとうございます。今度うまいもん食べにいきましょう。



 さて、第二回 なめさんdis日記 アマ名人戦記です。

 一回戦を終えてトーナメント表を見に行くと、どらちゃんがお亡くなりになってました。次の天野戦が個人的に見たかったのですが、持ち越しということに。これで京都勢は私一人になりました。
 余談ですがどらちゃんと平野さんは翌日も残って観戦・検討していました。本当にモチベすごい。

 私の二回戦のお相手は、遠藤さん。言わずと知れた強豪です。私が先手になりました。
 遠藤さんと最後に指したのは前年のレーティング選手権で、それ以前は矢倉や横歩取りになりましたが、とうとう振り穴を採用され、相穴熊で作戦負けから完封を喫しています。
 この日も、雁木の含みから振り穴に展開されました。雁木が整備されつつある現在、遠藤さんのように居飛車ができて振り穴にしても強い人は、初手から△34歩△44歩△42銀△54歩△33角△43銀くらいまで留保し続け、こちらの態度をある程度決めさせる序盤が可能で、作戦をかなり体系化することができます。オールラウンダーの時代が来ている。
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 上図のように仕掛けました。
 △82銀や△42金を掘り下げていましたが、本譜は△同歩。
 以下▲33角成△同桂▲24歩△同歩▲同飛△55歩▲65銀△56歩▲同銀と進行。そこから△同飛▲65角△53飛▲21飛成△51金左▲83角成△72銀打(△72銀は▲51竜まで)▲65馬が一例で、ここまで進めば銀損でも駒がよく働いていて優勢と読んでいましたが、独善でした。
 本譜は▲56同銀に△35角▲21飛成△32銀▲11竜△56飛と進んで、ここで苦戦を意識しました。▲42歩で勝負する予定でしたが、普通に△51金左とされ、▲65角△26飛▲32角成△56歩は三手負けコースです。仕方なく単に▲65角と打ったものの、冷静に△51飛▲88玉△82銀と姿よく受けられてしまいました。右桂が将来取られるだけの駒になっていて、見た目以上に差が開いています。
 遡って序盤で腰掛け銀にした構想がどうだったか。一案としては▲47銀▲56銀に代えて▲36歩▲37桂を急ぎ、△55歩と止められても構わず▲45歩△同歩▲同桂△51角▲24歩△同歩▲22歩と仕掛ける順などをもっと掘り下げるべきでした。相手も穴熊に組まないほうが無難で、互角のわかれに落ち着くでしょう。また▲33角成で▲45同銀△44歩から駒組みに移行しても一局でした。

 さて、この時点で形勢不利、時間も十分以上負けており、穴熊も遠いという三重苦です。
 こうした状況における基本的な方針ですが、1. 集中を切らさず読み、2. 相手より早く原則 30 秒以内に、3. 致命傷を避けながらなるべく局面を複雑化させるように指しましょう。
 1. について。この方針は早指しとセットです。局面が不利でかつ相手が強いと意識していると、それ以上離されないようにと時間をかけてしまいがちですが、それは合理的ではありません。ある局面においてどれだけ時間をかけるべきかを測る最大の指標は、その局面で可能な読みの深度です。有利側は何か一つ優位を確立するルートを見つければよいので、なるべく先まで読もうとして深度は大きくなります。逆に不利側は読み落としが一つでもあると差が広がってしまうので広く読む必要があり、必然的に読みの深度は小さくなります。したがって形勢が不利な時は、相手にこれ以上アドバンテージを与えないためにも、散漫な思考を繰り返して貴重な時間を費やすより、適度に割り切って読みの深度が最大化する終盤に一分でも多く時間を残すべきです。もちろん早指しは相応のリスクを伴うので、その中でもすぐ負けないように集中して指す必要があるのです。普段のウォーズやクエストもこのあたりを意識して指すといいでしょう。私はめんどくさいのでやりませんが。
 2. について。内容が重複しますが、あまり気にしないように。持ち時間は非常に貴重なリソースです。形勢を能動的に逆転させることは不可能ですが、相手より早く指せば持ち時間を逆転させることは可能です。すごく雑なこと言うと、そもそも不利なときは相手に最善を指されれば負けてしまうので、深く読んでも甲斐がありません。何も主張がないときは、まず時間で優位に立つことを考えましょう。30 秒という数字に意味はなく、状況やスタイルによって 20 秒や 15 秒などに設定します。もちろんケースバイケースで時間をかけるべき状況はあります。とくに予想外の手が飛んできたときは少し腰を落としましょう。応手の用意がないのに直感で指すのは危険ですし、集中して広く読んでいたにも関わらずいきなり想定外の手が来たということは、もしかしたらその手は疑問で、形勢を互角に押し戻せるかもしれないからです。
 3. について。これが一番技術的に難しく、微妙なお話です。複雑性とかそれっぽい単語使ってますが、べつに評価値を戻しているわけでもなく、対人対局でしか意味のない、プレイヤーによっても大きく変動する主観的な概念です。敢えて定式化するなら、相手の読みの深度を下げる方針で指す、ということになるでしょう。すると結論を先延ばしにする手、自陣に駒を埋める手や成り駒を引きつける手などがまず候補に入ります。また敵玉が見えないままだと、こちらへの攻め筋を好きなだけ読まれてしまうので、駒を剥がしたり嫌味をつける手、可能なら持ち駒によっては詰めろになるような手が有効だとわかります。例として上の局面では、とにかく穴熊が堅すぎるため、桂を持っての▲84桂を見せ球に(相手も真っ先に警戒する筋なので、これを逆転打にと考えるのは現実的ではありません)、ともかく金を一枚剥がすことを目指して地道に頑張り、終盤に望みを繋ぎます。またどこかで△44角を利かされる可能性が高いため、合駒を予め考えておき、実際に指されたとき短時間の再検証で返せるよう準備します。
 こうしたお話は、技術的にはどこまでいってもケースバイケースです。それでもこうした事柄を考えるのは、実戦で心を揺れなくするためです。不利になってから慌てているようでは、格上相手には勝てません。ごく大ざっぱでよいので、指針を事前に用意しておきましょう。技術的な各論については、将世 2017 年 6 月号の山﨑さんと糸谷さんの対談に詳しく載っているので参考にしましょう。この月の将世は買いです。

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